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大伏在静脈と小伏在静脈のみを対象とした下肢静脈瘤の検査と治療
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細静脈での逆流が持続
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細静脈下肢静脈瘤が発生
発病の原因
大きな血管だけを対象に細静脈下肢静脈瘤の原因を探す検査方式
足には無数の静脈があり、大きく深部静脈、伏在静脈、細静脈などに区分できます。
伏在静脈は、大伏在静脈と小伏在静脈に分けられます。大伏在静脈は鼠径部に始まり内くるぶしへと続く静脈で、小伏在静脈は膝窩(膝の裏側)から外くるぶしへと続く静脈を指します。
伏在静脈は足の静脈の中でも主要の静脈で、大きな静脈の一つです。そのため、多くの病院では伏在静脈のみを検査し治療します。
しかし、細静脈でも弁が機能せず逆流を引き起こすことがあります。細静脈は容量血管とも呼ばれ、伏在静脈よりも細く逆流は少なめですが、血液循環がスムーズではないため、一般的な下肢静脈瘤と同じ症状が現れます。さらに、時間が経つにつれて他の血管への負担が大きくなり、他の血管にダメージを与えやすくなるリスクがあります。